PROCESS造船プロセス
make “HAPPY”
夢と技術を原動力に、
海洋の新時代に
向かって。
海の歴史は命の歴史、そして、ひとの歴史。
繰り返された壮大な海原への挑戦によって、幾多の発見とロマンは生まれてきました。わたしたちの活躍の場は、時代の動きと切り離すことができない船舶海洋です。佐伯重工業は、幅広い分野で培った技術力を基盤に、社会や暮らしを支える新しい物語を佐伯から世界へ向けて描いています。
ひとと社会に信頼されるものづくりの企業として、いまと未来、そして夢をつなぐために。わたしたちは、お客様のあらゆるニーズに応える海のエキスパート集団となって、これからも前へ進み続けていきます。
Design
設計
コンピュータを使って、
船の”形”や”構造”を決めます。
お客様のご要望を基に仕様を提案、具現化していくことが設計の仕事です。その内容は多岐にわたり、船の構造図・機器製品の配置図・これらを発注するための仕様書などの作成作業があります。環境や時代のニーズを考慮して、お客様に満足いただけるデザインを提案していくことが重要です。
Cutting
切断
コンピュータ制御による
NC切断機にて、
鉄板から船の部品を切出します。
設計より作られたCADデータをNC切断機を使用して、鋼板からその船の部材(パーツ)に切出していきます。工作のスタートであり、後工程に関わる重要な作業です。
Welding
溶接
部品と部品を
溶接でつないでいきます。
溶接とは2つ以上の部材を溶融・一体化させる接合方法です。溶接作業にも様々な溶接方法があり、現在では自動化も進んでいます。溶接は船舶建造において欠かすことのできない作業のひとつです。
Armor
艤装
エンジン・煙突・マスト
アンカーなどを取付けます。
艤装工程では船舶に装備されているさまざまな機器を据付け、調整、作動の確認を行っております。その中でも船のメインエンジンは一番の重量物であり、据付けが非常に難しい機械となります。重さ約300tのエンジンを0.01mmの精度で少しずつ動かしながら位置を調整し据え付けていきます。一人前のエンジニアになるのは5年〜10年かかりますが、海上公試運転に乗船し、エンジンを自分の手で始動させるときには、ひとしおの達成感があります。
Painting
塗装
海水で船体がサビないように
ペンキで化粧します。
塗装は錆や海洋生物等からの腐食を防ぐ防食、見た目をきれいにする外観、安全や危険などを認識するための識別などの必要性があり、塗装前は下地処理を行いスプレーや刷毛、ローラーで塗装作業が行われ、塗装作業後は膜厚計測や最終検査を行います。すべての工程を完了した瞬間は達成感があふれてきます。
Launch
進水
船台からすべりおろして
海に浮かべます。“船の誕生”です。
丹精込め、大切に造り上げた船が、はじめて海に浮かぶ進水式。鋼鉄の固まりが、堂々たる船として産声をあげる時こそ、造船マンの歓びの瞬間です。多くの技術者が航海の無事と活躍を祈るなか、船は静かに船台上を滑り、豪快な水しぶきを上げながら海へと進み始めます。
Delivery
引渡し
試運転を経て…
“世界の海へ”
わたしたちの限りない情熱と誇りをその船体に輝かせて、世界の海へと旅立っていきます。竣工後、船主様や船舶管理会社殿より不具合報告があった際、発生した不具合を解決すべく日々業務に取組み、本船の運航に支障をきたさない様アフターサービスに努めています。